共催団体「インディユニオン」ご紹介と記者会見ご来場の御礼

多業種のフリーランスユニオン

インディユニオンは、フリーランス個人事業主・個人企業法人)、自由業(時間や雇用契約に拘束されない職業)・自営業者(自立して生計を営む人)の職種を問わない労働組合です。2008年12月に、「働くことと生きることを問い直す」存在として設立しました。


正式名称である「委託労働者ユニオン」の「委託」とは作業などを依頼されることで、これには、受けた作業の過程に対して責任を負う「委任」と、仕事の結果に対して責任を負う「請負」とが含まれます。


メンバーには、ジャーナリスト、映像制作者、ミュージシャン、ライター、イラストレーター、料理家、出版社社長、在宅ワーカーなどが集まっています。

現在までに、校正者の一方的な報酬引き下げ、フォトグラファーの偽装請負、タレントのプレゼン用コンテンツの本番への無断使用と誹謗中傷、デザイナーの不払いなどの問題に取り組んできました。


特に、クライアントと仲違いすれば仕事は途切れるため話し合いを中心として運動を進行させ、さらには各業界の悪しき慣習を変えるべく、日々奮闘中です。


事業創出などにも取り組み、イベントでの企画・運営・演奏・上映・司会等、食事の提供、映像・書籍の制作などを手がけています。誰もがその人らしく生きることができ、文化も大切にする社会の実現を目指しています。

2010年11月3日「フリーランス文化祭」当日は、


メイン会場(1-1)


17:15 〜 19:00
フリーランスの理想と現実 - 生き方編-」しゃべり場
ゲストスピーカー・鈴木京子さん(農的生活+共同体でのボランティア+フリーランス記者)と若手フリーランス労働組合員によるトーク


19:15 〜20:00
「音楽ユニオンとインディユニオン フリーランス・セッション」
飛入り大歓迎!!


サブ会場(1-3)


14:00 〜 14:45
ミニライヴ


17:15〜 19:00
「ワールド・テクノでトランシ〜♪タイム」
インディユニオンによるパフォーマンス


ギャラリー会場(1-2)
14:00 〜 19:00
仕事展
出版ネッツ・インディユニオンのイラストレーターやアーティストによる展示


ほかで暴れまくりますっ!


記者会見、ご来場まことにありがとうございました!
今年6月、出版労連主催の出版研究集会分科会「組合があってよかったと思った瞬間〜フリーランス労働組合の可能性」という集会があり、主にマスコミ関係で働くフリーランス(ライター、編集者、イラストレーター、ミュージシャン、カメラマン等)を組織するフリーランス労働組合が集まり、フリーランスの厳しい労働環境での原稿料の未払い等のトラブルの取り組み、組合の悩みなどについて、ディスカッションをしました。
パネラーとして参加したフリーランス労働組合である音楽ユニオン、インディユニオン、出版ネッツから、「労働基準法等も適用されないフリーランスの働き方を改善するために今の状況を社会にアピールできないか」という話が出ました。そこで、楽しく自分たちの職能を生かしながらアピールする方法として、「文化祭」をフリーランス労働組合が協力して開催しようという話になったのです。
 これまで、フリーランス労働組合が協力して活動することはほとんどありませんでしたが、今回、最初に話をしていた音楽ユニオン、インディユニオン、出版ネッツに更に映像関係のフリーランスを組織する映画演劇アニメユニオンが加わり共催(での開催)となりました。
 長引く不況の中、フリーランスの多くの人は仕事が減っています。更には発注元の会社の経営悪化による未払いや支払い遅延等、様々に不当な扱いをうけても、個人で仕事をしている為か泣き寝入りするケースが多いのが現状です。
 私たちフリーランス労働組合はそれぞれの分野で労働相談等を介してフリーランスの労働条件改善のための取り組みをしてきましたが、増え続ける相談件数の多さに根本的な解決を考えていかなければというところにきていることを感じています。
 フリーランスは高い技能を持ち、個人でも発注元と交渉できると思われがちですが、昨今は「個人」だからこそ、足元を見られ権利侵害をされるケースが多く見られます。一人で交渉することより、仲間と助け合って交渉することの方がどれだけの力になるかは、雇用されている人たちと変わりません。多くのフリーランス労働組合を知ってもらうとともに、多くの労働者にフリーランスでも労働組合に入れる、労働者の権利があることを知ってもらうために、第一回「フリーランス文化祭2010」を新宿の芸能花伝舎にて開催します。
 メインはフリーランスの明日を考えるシンポジウム、それぞれの職能を生かした音楽、映像のパフォーマンスなどで、サブとしてイラスト・写真などの仕事展示・フリーランスの労働相談など、盛りだくさんな内容で、フリーランスの方も、そうでない方も楽しめるプログラムとなっています。
 「フリーランス文化祭2010」を成功させる為に、ぜひ参加と取材記事のご協力をお願い申し上げます。
200年10月18日
フリーランス文化祭2010実行委員会